今の自分でいいよ、というスタンスに惹かれて入社しました。
私はもともと関西の出身で、新卒で入社したのも関西のお花の卸売業界だったんです。花市場の競り人を2年半ほどやった頃に結婚して…。夫が千葉の人だったので結婚を機に千葉に引っ越したんです。こっちでも東京日食に入社する前は、東京にある花の輸入会社で働いていました。ただ、満員電車で都内に通うのが辛くなってしまって。あとは、もっと自分が住んでいる千葉を知りたくなったというのもありましたね。

東京日食に出会ったのは求人サイトです。他にも業界問わず色々探していたのですが、東京日食の場合は問い合わせから面接へと、なんだか驚くほどトントンとお話が進んで(笑)。面接も気さくに話し合えて、なんだか気が合うなあという感じで、入社が決まりました。
立って歩いて、紙のファイルを見て話すのが嬉しい。
入社してよかったなあ、と思うのは、この会社の働く環境ですね。前の会社はわりと個人プレーが中心だったので、チームで仕事をするというのが新鮮でした。あとは情報共有が紙だっていうのも新鮮でしたね。DX(デジタルトランスフォーメーション)には東京日食も取り組んでいますが、情報が紙媒体でちゃんと残っているんです。コロナ禍で完全テレワークを2年間経験したので、余計に紙による情報共有って楽でいいなあ、という思いはありますね。

立って歩いて、ファイルを探して、電話で話して、ありがとうと言い合って。自然にいい運動になるし、なんだか私の場合は精神衛生上とてもいいなあと感じています。なんでそう感じるんだろう。そうだ、少し前にAIについての話を聞いたんです。AIが進化するとどんどん人間の仕事が奪われちゃう、という話でした。その時、最後まで残るのはなんだろうって話になって、それは現場仕事だろうって。こんなややこしいコミュニケーションは人間にしかできませんからね。そんな仕事ができているという喜びがあるのかもしれません。
もっと人の顔を見て仕事ができるようになりたいですね。
配車という仕事は、農家さんとドライバーさんをつなぐ仕事です。どんな種類の青果物がどのくらいあるのかということを正確に聞いて、それを運べるドライバーさんにつないでいく。仕事をし始めた頃は、ちょっと慣れてくると「ああ、もう大丈夫」という感じだったんですが、仕事をすればするほど、奥の深い仕事だなあと感じます。
だから、もっと相手を知りたいというか、ドライバーさんとか荷主さんとコミュニケーションを取りたいですね。週に一度はどこかに出かけて現場を見るとか、荷主さんと話をするとか。そういうこともしてみたいな、と思います。

他にもやりたい仕事はあるんですよ。いまも少しだけ新卒採用を手伝っているんですが、採用関係の仕事にも興味はあるし、フランチャイズ展開しているシャトレーゼや丸源ラーメンにも興味はありますね。私、いまのこの環境がすごく好きなのかもしれません。前の会社は東京タワーのすぐそばでおしゃれだったけど、仕事でしか関われない街だなという感覚がありました。いまはショッピングモールのすぐ近くなので買い物もできるし映画も見れる。私はおしゃれな都心よりショッピングモールのそばのほうが合ってるみたいです(笑)。

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